大分大きくなりました。
軸がしっかりして、ぷっくりしているのは受精した実ですが、軸も実もひょろっとしているのは不受精です。
これは先週写したのと同じ房ですが、あまり良くないので残らないかもしれません。
ここまで大きくなってもまだまだ選別されていきます。
ぶどうの世界もキビシイのです・・・。
5月は蕾を落としましたが、今度は残った房から更に半分を落としていきます。
ここで欲張って残しすぎると、房の伸びが悪くなったり、熟期が遅くなってしまいます。
逆に落とし過ぎると、収量が減るのはもちろんですが、枝に養分が行き過ぎて暴走することもあるので、適度な負荷も必要です。
この写真の場所は、病気が出ていたのでガッツリ落としましたが、だいたいこんな感じです(^_^;
かなりの量を落とすので、パートさんが見るたびに「あぁ、もったいない!お漬物にでもできないかしら…」と言っていました。
蕾の天ぷらに続く課題です(笑)
不受精の粒を切り、だいたい45粒の逆三角形になるように整形します。
一週目の房です。
実の付きが均等ではなく、少しバラっとしてます。
袋かけまで残るかな・・・?
最初はどうなるかと思いましたが、粒もなんとか伸びました。形はイマイチですが、存続決定の模様です。
今はスカスカでも、熟した頃にちょうどカッチリした房になるように成長を計算して整形していきます。
こちらも大分ふっくらして、「らしく」なってきました。
収穫まであと2ヶ月。あと一回り大きくなりますね。
全ての房の粒を揃えるというのは、とてつもなく地道で時間がかかります。
全員総出でも一か月近くかかる作業…
おまけに正解がないというか、わからないというか…
丸一日頑張っても大して進まないので、「間に合うのか?」と崩れ落ちそうになりますが、
最近は、”無”の境地が身についてきました。
「やらないと終わらないし、まぁとにかく仕事しよ~」的な ”無” です(笑)